サンゴ渓谷 なみだの滝 さんごの滝(八曽出の滝)

 ポイント
 三号の沢川の流れを体に感じ、岩石や地質を見ながら登る林道コースだが、結構な距離になるので靴はしっかりしたものが必要だ。
 綺麗な沢は平成15年の台風で壊滅状態になり、現在復旧されたのですが、従来のような美しさは取り戻せていません。

 アクセス(カーナビ入力;国立日高少年自然の家01457-6-2311)
 札幌から来ると道の駅を左に見て、正面にスキー場が見える。この十字路を右に曲がると、左側に入る道がある。その奥が第二駐車場だ。
国土地理院の地形図 周辺地図

平成15年の台風前 H14.10.14(片道50分)
 国立日高少年自然の家の裏手にある第二駐車場に車をとめて車止めのあるホロナイ林道に入る。林道入り口には、さんごの沢感想メモ帳と「森林ウォークのご案内」というパンフレットが入っていた。富岡三号の沢(さんごの沢)沿いの林道を歩き初めて、すぐに、森林ウォークの目当てとなる看板が現れる。
登山道の案内板(↑大) 森林ウォークの看板(↑大) 入林届(感想メモ) 森林ウォークの(↑大)
 富岡三号の沢(さんごの沢)沿いの林道を歩き初めて、すぐに、岩や地質の看板が出てきて、立ち止まって読み、また、歩くという動作を繰り返す。とにかく説明している看板が多いのだ。最初に出てきたのは@砂岩、次にA石英曹長岩だった。
@砂岩(↑大) A石英曹長岩(↑大)
 「木やり唄の響く谷」と題した北海道の製紙業の説明板を見て、林道を辿って行くと、また、「思い出のカンテラ・ロード」と題した説明板も立っている。再び、B砂岩の説明板が立っているが、残念ながら目の前の岩は落ち葉に覆われていた。
製紙業の説明(↑大) 紅葉の林道を カンテラロード(↑大) B砂岩(↑大)
 綺麗に紅葉した木々が彩る清流の川岸の断層や岩を見ながら辿って行く。砂岩の説明板がCDと現れる。青緑色に見えるのは火山灰や溶岩の欠片だったり、石の表面がでこぼこしているのはさざ波(リップリマーク)だと書かれていた。引き続き、清流沿いの林道を辿って行く。
川岸の岩を見ながら C砂岩(↑大) D砂岩(↑大) 清流とともに
 次に、E礫岩の説明板があり、岩肌を見ると川石と思われる石が層の中に見られたが、海まで下って、また、陸に戻って来たとは驚きだった。なみだの滝は砂岩と礫岩との交互層だと言うので、見上げて見る。滝よりも岩を見る滝と言うのも珍しいと思う。引き続き、清流とともに辿って行く。
E礫岩(↑大) Fなみだの滝(↑大) 清流とともに
 何時の間にか林道が左岸沿いになると、さんごの滝まで後2kmの標識が出てくる。H不整合(堆積岩)の看板を見て地層の状態を見る。I泥岩・砂岩(ソールマーク)の看板のところではでこぼこの部分を探す。J砂岩と泥岩交互層の看板の所では、砂岩が白く泥岩が黒いと言うが落ち葉でよく見えなかった。
さんごの滝まで後2km H不整合(↑大) I泥岩・砂岩(↑大) J砂岩と泥岩(↑大)
 途中に治山の森の看板が立っていたり、蝦夷累層群の看板も見られる。さんごの滝まで後1kmの看板を通過すると、銅山の沢、木石の沢、炭山の沢の説明板も立っている。
治山の森(↑大) 蝦夷累層群(↑大) さんごの滝まで後1km 銅山の沢(↑大)
 北日高岳(スキー場)の登山道が分岐して行くと、紅葉が一段と綺麗な所があった。砂防ダムの所に、「幻(まぼろし)のスレートタウン」と題した看板があり、見ると石綿原石を露天掘りした跡だと書かれていた。昨今、問題になっているアスベストとは違うのかと疑問になる。その山側には治山樹木園の看板も見られる。
スキー場分岐(↑大) 紅葉(↑大) スレートタウン(↑大) 治山樹木園(↑大)
 治山の森があり、石綿などの採掘で荒らしてしまった山から土砂が流れでないように、天然石を利用したダムや木製の谷止めをしていると書かれていた。石綿の正体は緑色の蛇紋岩のようだ。再び、Jと同じL砂岩泥岩交層の看板が現れる。
治山の森(↑大) K蛇紋岩(↑大) 治山工事(↑大) L砂岩泥岩交層(↑大)
 Jでは落ち葉に隠れ見えなかった砂岩と泥岩の交層を見る。その後は、しばし、紅葉と清流を眺めながら上流を目指す。
砂岩と泥岩(↑大) しばし紅葉を見ながら 清流(↑大)
 Cの砂岩よりも古い中生代白亜紀のM砂岩が現れる。砂岩はハンマーで叩いても壊れそうにない位硬そうだった。N砂岩・泥岩の看板も現れる。どうやら、上流に行くに従い古い層になるようだ。清流の中にも砂岩泥岩交層があるようだ。
M砂岩(中生代白亜紀)(↑大) N砂岩・泥岩(↑大) 沢の中の層(↑大)
 さんごの滝の分岐に到着すると、道端にさんごの滝の説明とさんごの滝(八曽出の滝)周辺の説明板が立っている。
さんごの滝入り口(↑大) さんごの滝(↑大) 夢の道(↑大) さんごの滝が
 最終目的地のさんごの滝が姿を現してくる。滝の前には看板も設置されている。早速、滝を見上げ写真を撮そうとするが、近すぎて全景が入らない。滝の傍には、Oさんごの滝の看板があり、見ると海底で噴火した溶岩(玄武岩)と砂岩からなっているという。
 三号の沢川の奥には鉱山跡などがあるようだが、沢コースは荒れているので辿ることはしなかった。
さんごの滝看板 さんごの滝(↑大) Oさんごの滝(↑大) 鉱山跡が(↑大)
平成15年の台風後 H23.10.27(片道50分)
 国立日高少年自然の家の裏手にある第二駐車場に車を停めて、車止めのあるホロナイ林道に入る。林道入り口には、新しい「さんご渓谷」の看板が立っていた。森林ウォークの看板は以前のものだったので、さんご渓谷コースの部分を拡大して撮す。石碑の所にあった入林届けは無くなっていたので、直ぐに、富岡三号の沢(さんごの沢)沿いの林道を歩き初める。
さんご渓谷 森林ウォークの拡大(↑大) 入林届無し 石碑(↑大)
 林道ゲートの横を通過すると、対岸に「B3石英曹長岩」の説明板を発見する。看板は遠くて良く見えないが、白い岩が石英曹長岩のようだった。次に、B2砂岩の説明板があり、崖の岩肌を見上げる。
B3石英曹長岩(↑大) B2砂岩(↑大)
 すっかりコンクリートの護岸に変わってしなった右岸沿いを辿って行くと、「木やり唄の響く谷」の看板が少し歪んで、「思い出のカンテラ・ロード」の説明板は地べたに置かれていた。新しい「B5砂岩」の説明板が立っていた。
コンクリートの護岸 製紙業の説明(↑大) カンテラロード(↑大) B5砂岩(↑大)
 砂岩の壁を見上げ、奥へと辿って行くと、なみだの滝が見えて来る。なみだの滝に着くと、新旧の説明板が並んで立っていた。
砂岩の壁(↑大) なみだの滝が(↑大) Fの古い看板(↑大) B8-1の新しい看板(↑大)
 礫岩と砂岩が交互に重なった地層の上を流れるなみだの滝を見上げる。沙流川左岸林道が左に分けるところを通過すると「B10泥岩・砂岩」の説明板が現れ、砂岩と泥岩のでこぼこを探す。沢には平成18年に出来た真新しいサンゴ沢1号谷止が音を出していた。
なみだの滝(↑大) B10泥岩・砂岩(↑大) 新しい谷止(↑大)
 J砂岩と泥岩交互層の看板の所では、砂岩が白く泥岩が黒いと言うので探してみる。上流に向かって行くと、北日高岳の林道コースの入り口があったが、結構荒れているようだった。更に登って行くと、以前のものと変わらない「銅山の沢」の説明板が立っていた。
B11砂岩泥岩(↑大) 林道コース(↑大) 銅山の沢(↑大)
 北日高岳(スキー場)の登山道が右に分岐して行く。沢には平成21年に完成した真新しい2号床固から流れ落ちる音がしていた。砂岩から右岸に変わると、谷止が連続して見られるようになる。尾根コースの分岐もあるが、中を覗くと荒れていた。
スキー場分岐(↑大) 2号床固(↑大) 谷止が連続 尾根コース(↑大)
 新しい「B12蛇紋岩」と事前からある「治山の森」の看板が現れる。川には真っ白な砂岩と思われる岩が転がっていた。B11に続いて「砂岩泥岩交層」の新しい看板が立っていた。
蛇紋岩(↑大) 治山の森(↑大) 砂岩(↑大) 砂岩泥岩交層(↑大)
 B11の真新しい看板の横に古い看板も傾いてはいるが立っていた。岩壁は落ち葉に覆われ観察することが出来なかった。間もなく、尾根コースの分岐が現れる。分岐には丸太の階段があるが荒れていた。引き続き床固のダムがある右岸沿いを辿って行く。
新旧の看板(↑大) 尾根コース(↑大) 右岸沿いを
 以前の看板MとNはB14とB15に置き換わっていたが、景観は以前と変わらないように感じた。
B14砂岩(中生代白亜紀)(↑大) B15砂岩・泥岩(↑大) 沢の中の層(↑大)
 沢コースと林道コースの分岐に「←サンゴの滝/ロッパチ広場まで/沢コース1.8km/林道コース3.0km」の看板が立っている。沢コースの脇には、マジックインキで閉鎖の文字が添えられている。さんごの滝の看板は以前よりも擦れ、夢の道の看板は地べたに置かれていた。
さんごの滝入り口(↑大) 分岐の標識 さんごの滝(↑大) 夢の道(↑大)
 分岐からさんごの滝の道を辿って行くと、熊の足跡が付いていた。愛棒は、笛を取り出し一吹きし、私は、間抜けな声を出しさんごの滝へ到着する。さんごの滝の前には以前あった「サンゴの滝」の看板が無くなり、Oの看板もB16の新しい看板になっていたが、内容は同じだった。砂岩と溶岩で出来た岩を滑り降りている滝を見上げると、とても人工の滝とは思えないので、登って確かめてみたい衝動に駆られる。
熊の足跡(↑大) さんごの滝が(↑大) B16さんごの滝(↑大) さんごの滝(↑大)
 沢コース跡を覗いて、直ぐに引き返す。熊がいないかと後ろを振り向くと、沢はジグザグの流れになっていた。林道を下って行くと道の真ん中に、登りでは気がつかなかった熊の糞が盛られていた。その後は、岩壁の中に熊の顔を見てしまう。
沢コース跡(↑大) ジグザグの流れ(↑大) 熊の糞(↑大) 熊の顔(↑大)

  

 二人の山行記録(遊びの時間を含む)
 2011年10月27日(木) 2002年10月14日(日)